シミの原因になるメラニン色素の働きとシミ生成の仕組み

メラニン、あるいはメラニン色素という言葉は、誰もが一度は見たり聞いたりしたことがあると思います。シミや日焼けの原因と言われるメラニンですが、実際にどんな働きを持っているのか、どういった仕組みで日焼けやシミとなるのかを詳しく知っている人は意外と少ないのではないでしょうか。

なぜメラニンでシミが出来るのか

メラニンは、メラノサイトという細胞から生まれる色素です。シミや日焼けの原因として嫌われがちなメラニンですが、本来は紫外線などから肌を守るために存在しています。もしメラニンがなければ皮膚の奥まで紫外線のダメージを受けてしまい、炎症を起こしたり皮膚がんになったりしてしまうかもしれません。

人種による肌の違いもメラニンの量の差によるもので、黒色人種の肌が黒いのは、元々彼らが住んでいたアフリカの強烈な太陽光と紫外線から身を守るためなのです。しかし、肌を守るために生成されたメラニンもその量が過剰になり蓄積、沈着すると、イヤなシミになってしいます。

メラニンが増える原因は紫外線以外にもある

メラニンが出来る原因=紫外線と思われがちですが、実はそれ以外にも色々な要因があります。たとえば刺激の強い化粧品やニキビ、タオルなどによる摩擦、虫刺されなどのダメージを受けると、肌を守るためにメラニン色素が増え、色素沈着を起こしてシミに繋がってしまいます。うっかりやりがちな、洗顔や基礎化粧品を塗る際に顔を強くこするのも、シミを防ぐためには厳禁です。

特に皮膚の薄い部分に触れる時は常にソフトタッチを心がけましょう。また、肌のターンオーバー(肌細胞の生まれ変わり)を正常に保つことも、シミを防ぐためには重要です。通常メラニンは肌のターンオーバーによって排出されますが、これが乱れるとメラニンの排出もうまくいかなくなり、どんどん蓄積されてシミとなってしまいます。正常なターンオーバーの周期は部位によって違いはあるものの大体一ヶ月ほどですが、加齢と共に次第に長くなっていきます。

シミを消すにはどうすればいいの?

顔を一気に老けた印象にしてしまう厄介なシミ。シミを防いだりすでに出来てしまったシミを消すにはどうすればよいのでしょう。まずは日焼け止めや帽子などでしっかりと紫外線を遮断すること。肌に合った基礎化粧品を使用し、洗顔などの際は顔を強くこすらないよう気をつけること。そして肌のターンオーバーを正常に保つため、十分な栄養や睡眠をとることも忘れないようにしましょう。ターンオーバーを促してくれる成分としては、アスコルビン酸(ビタミンC)やL-システインがよく知られており、これらの成分を含むスキンケア効果のある医薬品(一例として、ロスミンローヤル、ハイチオールCプラス、キミエホワイトなど)から摂ると効果的です。

機能性化粧品の開発3「機能性化粧品の機能と生体メカニズム」(外部サイト)

日本皮膚科学会雑誌「過去10年間における脂漏性角化症の発症に関する統計的検討」(外部サイト)

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